

①お腹がグーグー鳴りはじめたら若返りスタートの合図
②人生100年!長生き遺伝子の修復スタート
③内臓脂肪が燃え出して血管の大掃除スタート
④代謝酵素にエネルギーを注力!デトックススタート
⑤傷ついた細胞の修復がスタート
⑥ケトン体が出て頭スッキリスタート
⑦腸内環境リセット→免疫力アップスタート
分子整合医学(予防医学)の日本の第一人者、山田豊文氏(杏林予防医学研究所所長)の著書「脳がよみがえる断食力」(青春出版社)でも、ファスティングにより体のリセット&デトックス効果などを体に起こるいい変化を紹介しています。
人生100年時代!いつまでも健康な体で過ごしていきたいですよね。
私もダイエット目的がきっかけではじめたファスティングですが、いまではそれ以上に健康が手に入ることが大事だと感じてきます。
それではさっそく解説していきましょう!
①お腹がグーグー鳴りはじめたら若返りスタートの合図

by Randy Tarampi on Unsplash
ファスティングをすると食事をしないので当然ながら空腹になります。
これが細胞の若返りスイッチになり、続々と体内でいい変化が起こっていきます!
モリチンが胃を収縮させて食べ物を小腸へ送る
お腹がすいたときにおなかが「グーグー」と鳴るのは、
胃を収縮させて「もしかして胃になんか残っているかも?」と必死で食べ物を小腸に送ろうとしているため。
この時に出るのがモリチンという消化ホルモン。
成長ホルモン・グレリンが出て細胞を元気に!
モリチンで胃を動かしても何も食べ物が入ってこないと、グレリンが出で食欲を出させます。
グレリンは成長ホルモンで若返りホルモンとも呼ばれ、糖や脂肪をエネルギーにするミトコンドリアをどんどん元気にしてくれます。
これが合図となり、体内では健康にとってよいサイクルが回りはじめます。
②人生100年!長生き遺伝子が修復スタート

by Sven Mieke on Unsplash
ファスティング から約12時間以降に起こるのが、サーチュイン遺伝子が体中の遺伝子をスキャンして悪いところを修復すること。
サーチュイン遺伝子とは延命遺伝子、長寿遺伝子とも呼ばれ、お腹がすいたときに活発になります。
・活性酸素の除去
・代謝のコントロール
・遺伝子の修復
③内臓脂肪が燃え出して血管の大掃除スタート

Photo by Bill Oxford on Unsplash
ファスティングから2〜3日後に起こるのが内臓脂肪の燃焼です。
ふだんの生活ではなかなか燃えない内臓脂肪ですが、ファスティングなら内臓脂肪を燃やして血管の大掃除までしてくれます!
アディポネクチンが血管を掃除
エネルギーとして優先に使われるのは糖ですが、なくなると脂肪が使われます。
ファスティング中も同様で食べ物が入ってこないので、糖がなくなると脂肪代謝に切り替わりって内臓脂肪が燃焼することに。
その脂肪燃焼が始まると同時に出るのが奇跡のホルモン・アディポネクチン!
痩せホルモンとも呼ばれるアディポネクチンは、血管を大掃除して血流をアップすることで体にいい効果を起こします。
・血管を広げる
・血管を修復してプラークを取り除く
・インスリンの働きを助ける
・悪玉コレステロールが血管内に入るのを防ぐ
④代謝酵素にエネルギーを注力!デトックススタート

Photo by Vegan Liftz on Unsplash
この時点ですでに血管の大掃除などデトックスが始まっていますが、ここからはさらにデトックスがすすみます。
通常は体内で作られる酵素の80%は消化酵素として使われますが、ファスティング 中は食事をしないので代謝酵素に回されます。
脂肪にたまった有害物質を体外に放出
脂肪細胞には有害物質やウィルス、病原菌などがたまり、脂肪が代謝されないと体外へ出すことができません。
それらが免疫力を低下させ、病気にかかりやすくする原因になるともいわれています。
有害物質とは過剰にとり過ぎた食品添加物、野菜などの残留農薬、環境汚染物質などに含まれます。
ファスティングでは脂肪代謝になることから、それらが脂肪細胞から出て尿や便と一緒に体外へ放出されます。
⑤傷ついた細胞の修復がスタート

by Dana Vollenweider on Unsplash
体の細胞のほとんどはたんぱく質できています。
その細胞には傷ついたところを探して修復してくれるヒートショックプロテイン(HSP)が備わっています。
ファスティングでHSPが増えることから、細胞の修復作業を活発にします。
呼吸に関わる肺の細胞も修復されるので、
体内に新鮮な酸素をたくさん取り込む→代謝を上げる→体温を上げる→免疫力を上げる、という流れに。
⑥ケトン体が出て頭スッキリスタート

Photo by Carmine Savarese on Unsplash
ファスティング3日くらいたつと糖代謝から脂肪代謝に変わります。
このときに脂肪酸が肝臓で「ケトン体」に変わりエネルギーとして使われます。
このようにケトン体が体内に増えると、α波(集中力しているとき、心身がリラックスしているときに分泌される脳内神経物質)が出るので「頭がスッキリする!」「集中力が続く」と感じます。
気持ちを沈めてリラックスさせる働きもすることもあります。
⑦腸内環境リセット→免疫力アップスタート

by Rowen Smith on Unsplash
理想の腸内細菌は善玉菌20〜30%、悪玉菌5〜15%、日和見菌60〜70%といわれています。
酵素ドリンクを飲むミネラルファスティングなら善玉菌のエサとなる乳酸菌の死菌などが入っているので、悪玉菌を減らして善玉菌優位の腸内環境へリセットして免疫力アップにもつながります。
水だけのファスティングをした場合は腸内細菌の1/100になるともいわれているので、腸内環境をリセットするのは難しいといえます。
まとめ:【ファスティング】痩せるよりもスゴイ7つの効果
体中の傷ついた細胞を修正し、
細胞レベルで不要なものを体外へ出す。
こんなすごいことができるのがファスティングです!
注意したいのは自己流ファスティングは行わないこと。
これらの効果はミネラスファスティングをするのが前提です。
ファスティングに興味を持っていただけたら幸いです!